こんにちは。巨樹巨木巡礼の写真家 渡辺典博です。
春めいてきましたね。早速私の花粉センサーが反応?!しばらく花粉症とのつき合いが続きそうです。さて、巨樹巨木100選 2回目は『久米の五枝の松』(沖縄県)です。
久米島の北西に位置する上江洲集落にある。リュウキュウマツ(オキナワマツ)は琉球列島に広く分布し、成長するとふつうは樹高が20mにもなるが、五枝の松は横に伸びることを選んだようで、高さは6mほどしかない。代わりに主幹の根元から分かれた5本の大枝が波打つように地を這って横に伸び、見事な傘型の樹形を作っている。枝張りは500平方mにも及ぶ。近年に台風による塩害やシロアリの被害も見られるため、樹木医による治療が行われている。
18世紀の初期に農業の神様である土帝君(トゥティークン)を祀るために植えられたと伝えられているが、代々この地方の地頭職を務めた上江洲しの「家記」によると1839年(天保10年)に2代目の松に植え替えたという記録が残っている。
うねうねと自由に枝を伸ばす様子は、久米島の名所として大切にされている様子が伝わり、うれしい一本。近年保護活動が高まり、もっともっと長生きしてもらいたいですね!
次回は『名護のひんぷんガジュマル 沖縄』です!
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樹高6m |
幹周 4m |
樹種 リュウキュウマツ |
推定樹齢 170年 |
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2000/4/12 撮影 |
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沖縄県久米島町 |
国指定天然記念物 |
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