被爆クスノキ

大切にしたい樹の一つです
大切にしたい樹の一つです

長崎県に被爆クスノキという樹があります。読んで字のごとく、原爆に耐えたクスノキです。原爆で一本足になった「片足鳥居」で有名な山王神社の参道をはさむようにして2本立っています。

私の本“巨樹・巨木”の384ページにも掲載されています。前回の写真展でも紹介しました。

最近では被爆二世と公表している歌手の福山雅治さんが新曲のテーマにしたことでも有名になりましたね。

原爆の爆風により主幹がおれ、熱線に木肌をやかれ、枯死寸前と思われたが、街の復興に合わせるように力強く樹勢を取り戻していったそうです。ところが1990年ごろから衰えが目立ち始めたため「山王神社大楠を守る会」がつくられ治療、保護活動がおこなわれています。
5月26日の日経新聞の記事によると、内部の空洞化に加え、枝葉が伸びすぎたため倒壊の恐れが出ているそうです。被爆クスノキを治療するためには総費用が1000万円ほどかかるとのこと。

樹を守るのはもちろんのこと、歴史の生き証人、戦争の悲惨さを語り継ぐ語り部としても、大切にしたい樹です。現在募金を募集中とのこと。私も私なりの方法での寄付を検討しています。
御興味在る方はぜひHPをみて、募金をお願いいたします。


山王神社HP

http://sannou-jinjya.jp/

 

What's New

ウイキペディアにページができました 12/4