NHK長野放送局 『知るしん。』

思い出を語ります。
思い出を語ります。

4月18日に放送されました『知るしん。』について、

たくさんの方から反響の御意見いただきました。ほんとうにありがとうございます。

 

NHKから長野県の桜に関するお話が来たときに真っ先に

『原の閑貞桜』が浮かびました。番組内でも語っていますが、亡き妻との思い出があれこれつまっている桜だからです。妻が撮影についてきてくれるときにはあくまでアシスタントとしてであり写真家としての私の仕事を尊重していくれましたので撮影方法やスタイル、構図に口出しすることはありませんでした。

しかし、この閑貞桜に関しては珍しく、夕方の撮影ではなく朝方の撮影にしたらどうかと提案してきたのです。

私もそうしたいなと思っていたのでその日は桜のそばで一泊し、翌朝、黒姫山を背景に撮影したのでした。

 

番組内では紹介されませんでしたが、すっかり閑貞桜が好きになった私は夜桜も撮影しました。同じ樹を何回も撮影すことは余りありませんがこの樹はそういう意味でも別格でした。

夜桜を撮る為には光が必用です。車のヘッドライトと合わせて妻に懐中電灯を持たせて樹を照らしました。ところが、暗い場所での撮影なのでシャッタースピードが遅くなっています。

その間に懐中電灯をもった妻が周りをぐるぐると、賢明に照らしてくれていたのがまるで人魂が飛んでいるかのように写りこんでしまいました。現像した写真をみてびっくり。今では懐かしい思い出です。

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