巨樹巨木巡礼の写真家として日本全国を旅している私ですが、
その道中のほとんどを車中泊で過ごしています。
子どもたちが小さかったころは、家族4人でバンの中で車中泊。
まさに狭いながらも楽しい我家?ぎゅうぎゅうになって寝ていました。
撮影旅行のお供に多くの人にお付き合いいただきましたが、
妻が亡くなった後は一人で行くことが多くなりました。
撮影を終えた夜、カンテラに照らされた車内で一人で飲んでいると
ちょっぴり寂しい気分になるときもあります。
そんな私の撮影旅行に、先日思いがけないお供がいました。
それはカマキリの夫婦です。
いつの間に入り込んだのかカマキリが1匹、次の日よくみたら2匹。
ちょっかいを出すと、ボクサーのように腕をふり威嚇してきます。
お供ができてうれしく思っていたら、いつの間にかまた1匹に・・・・。
よく見てみると、カマキリの母ちゃんが卵を産んでいます!
(父ちゃんは食べられてしまったのでしょうか?)
そして、卵の前に仁王立ちしていた母ちゃんも
卵を守るように死んでしまいました。
死んでなお、ミイラとなって大切な子どもたちが無事に孵る日を
待ちわびているようです。
カマキリの親子愛に胸打たれた私でした。
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